Amazon EC2 上で FileMaker Server の運用テスト

FileMaker Server を Amazon EC2 上で動作させ、実際の業務に利用できるか試してみました。

Amazon EC2 と Windows Server のセットアップ

  • Web 上を探したらいっぱい見つかるので省略します。

FileMaker Server のセットアップ

  • 普通に Windows にセットアップする場合と変わらないので省略します。

今回のテスト環境のスペックは以下のとおりです。

  • Amazon EC2 Instance:Small Instance
  • Region:US East
  • OS:Windows Server 2008 Datacenter SP2 (32bit)
  • FileMaker:FileMaker Server 11 Advanced

上記スペックで準備したクラウド環境に、手元にあるクライアントマシンの FileMaker Pro 11 から接続してのテストです。今回は実際の業務に利用できるか、実用に足るのか、パフォーマンスのテストを中心に行ってみました。あまり時間も掛けられなかった中なので、ざっくりとしたテストになります。後日、またゆっくりテストしてみます。

FileMaker Pro に添付されているサンプルファイル

イベント管理のファイルを利用して、レコード作成や、画面の切替えスピードなどを試してみました。気持ちモタつく感じはありますが、実用には問題ないと感じました。検索やソートのスピードも許容範囲だと思います。

郵便番号リスト約 120,000 件のレコードからのテキスト検索とソート

約 120,000 件の郵便番号リストを利用してのテストです。表形式で表示させ、検索とソートのスピードを試してみました。こちらも先ほどのテストと変わらない感じです。最初の検索では、インデックスの作成に数十秒程度かかりましたが、その後は、検索やソート共に、許容範囲のスピードだと感じました。逆に予想していた以上に快適に操作できました。

普段利用しているファイルでのテスト

お客さまのところで実際に業務に使用しているファイルにダミーデータを入れてテストしました。顧客管理のシステムになります。フォーム形式の画面の遷移や、その画面中の 10 行程度のポータル表示も問題ありません。しかし、リスト形式の一覧画面で、約 2,000 行のレコードを表示した場合に、1 レコード表示するのに 1 秒掛かるくらいの遅さになってしまいました。パフォーマンスが落ちた原因として考えられるのは、レコード中で関連レコード数をカウントさせ集計してたりするのですが、そういったのが原因として考えられるようです。関連レコードをカウントする計算フィールドをレイアウトから削除すると、リストの表示スピードは早くなりました。

Amazon EC2 上で FileMaker Server を利用した場合に実用になるのかの結論

もっと詳細にテストしてみないことには何とも言えませんが、現時点では、以上のようなことから、利用状況や、ファイルの作り方によるかなといった感想になります。単純なソリューションや、利用状況によっては問題なく実用レベルだと思いました。

今回は、ざっくりとしたテストでしたが、時間ができたらもっと詳しくテストしたいと思います。また、Amazon EC2 上で運営する Web サービスのパフォーマンスをアップさせる方法として、データセンターを変更するとか、Amazon CloudFront などを利用するなどあるようですが、その辺も追ってテストしていく予定です。

その他にも、国内でも Amazon と同様のクラウドサービスが開始されていたりするので、そちらも併せてテストしてみたいと思います。

追記:ちなみに、今回の評価にかかった Amazon への支払いは 71 円でした。

FileMaker で商用ウェブサイトを構築する

調べものをしていたら「ファイルメーカーで商用ウェブサイトを構築する」という懐かしい記事が引っ掛かってきたのでメモしておきます。

ZDNet という、記事が書かれた当時でもかなり大規模な IT 系情報サイトにおいて、そのサイトの制作システムに、FileMaker がかなりの部分で活用されたという内容です。

記事ページのアドレスから見ると、2002 年頃の記事かなと思うのですが、読み返してみると、技術的なことは置いといて、なぜ FileMaker が利用されたのか、そして、FileMaker を利用したプロジェクトの進め方・考え方など、現在でも非常に参考になります。

気になるのは、現在でも動いているのかということなのですが、他の CMS に移行されていたとしても、FileMaker から移行することになったきっかけや、その後の経緯など興味のあるところです。

FileMaker で自動的にホストファイルを開く

FileMaker でファイルを共有している場合、クライアントから自動でホストファイルに接続したいときに使うファイルです。ネット上からも落として使えるように、ここに置いておきます。もし、必要な方がいらっしゃたら自由に使っていただいて結構です。

使い方は、ファイルの中に 1 つだけスクリプトがあり、さらにその中に「ファイルを開く」というステップがありますので、そこでホストマシンの IP アドレスと、開きたいファイルの名前を設定してあげてください。

その後、ファイルオプションの「このファイルを開く時」の「実行するスクリプト」のとこの設定で、そのスクリプトを指定してあげたら設定完了です。

クライアントマシンで、上記のファイルを実行してあげると、ホストのファイルを自動的に開いてくれます。

また、マシンを起動した際にファイルを実行するようにしてあげると、マシンのスイッチを入れるだけでホストファイルを開いてくれるようにもできます。

FileMaker で Time Machine

Leopard に移行したのを機会に、新機能のバックアップ環境 Time Machine も設定してみました。

今までは思い立ったときに、手作業で日付のファイル名をつけたフォルダを作り、コピーをしていましたが、定期的に自動でバックアップしてくれます。

現在、10 日ほど利用していますが、順調に動作しているようです。

最初のデータをバックアップする際には、60 GB ほどで数時間かかりましたが、その後は、差分だけをバックアップしていくので、いつもすぐに終わります。

データの容量も、この 10 日ほどで 1 % も増えていないみたいです。これも差分だけをバックアップしていってるからでしょうか。

バックアップからデータを復元する際は、Apple お得意のグラフィカルな画面で分かりやすく、かつ、簡単に復元できます。宇宙空間にウィンドウが並び、少し大袈裟かなとも思うのですが、操作は非常に分かりやすいです。過去のウィンドウを選択し、お目当てのファイルを探します。

さて、FileMaker の場合なのですが、ファイルを開きっぱなしでも、きちんとバックアップしてくれるみたいです。

さすがに FileMaker Server の代わりにはならないと思いますが、使いようによっては、とても便利な機能だと思います。

FileMaker での透過 PNG サポート

普段、FileMaker でシステムを開発するとき、ボタンとか、アイコンとか、必要になってきますが、そのときの画像ファイルのフォーマットとして、PNG (Portable Network Graphics) 形式を利用しています。

これは、PNG が透明度をサポートしており、たとえば、「次にすすむ」ボタンなど、最後のレコードが選択されたときには、ボタンが選択できないことを見せるため、半透明のボタンを表示させたり、また、ソートしたときなど、ソート基準の項目だけグレーの半透明の画像を前面に表示させるなどといった、システムを利用する上で、より分かりやすくするための表現の幅を広げられるからです。

そう言えば、FileMaker の以前のバージョンでは、この PNG の透明度がサポートされていなかったなと思い、いつからサポートされたのか調べてみました。

公式のページでは見つけきれず、

上記メーリングリストの発言「fmjml:047060」の中で、バージョン 7 で対応したとのことが書いてありました。

FileMaker での開発では、Web ブラウザと違って PNG のサポート状況をあまり気にする必要がないので、積極的に利用しています。

Mac OS X 10.5 “Leopard” への移行 – FileMaker 編

引き続き、仕事マシンの Tiger から Leopard への OS 移行について検証していきます。

今回は、FileMaker シリーズです。今のところ、Web 関連での問題が確認されているようです。詳しくは、以下のページでアナウンスされていますが、自分の環境ではどうなのよってことですね。

自分の環境ですが、現在のところ以下を利用中です。

  • FileMaker Pro 6.0 Unlimited
  • FileMaker Pro 8 Advanced

結論から言いますと、自分の利用範囲では、両方ともとくに問題はないようです。問題どころか、Leopard の場合、Finder など全体的にすごくキビキビ動作するようになったのですが、Leopard 上の FileMaker も、画面の切り替え、集計など、全体的にキビキビ動作しているように感じます。

以上、もうしばらく試してみたいと思います。

追記:FileMaker Pro 6.0 Unlimited で、テンキーから数字の入力ができないことがあるようです。その他のバージョンでも少なからず不具合が報告されているみたいなので、今後、詳しい検証が必要ですね。

追記:テンキーから数字の入力ができない原因は、入力モードが「ひらがな」など「英数」以外になっているときに発生するようです。とりあえず入力モードを「英数」に切り替えて対応するしかないですね。

FileMaker ランタイムアプリケーションのスプラッシュスクリーン

FileMaker Pro 8 Advanced で作成したランタイムアプリケーションのスプラッシュスクリーンについてです。

アプリケーションを終了させたときに出てくるヤツですね。

作成する画像のサイズが分からなかったので調べました。
最初、画面をキャプチャして、図ってたのですが・・・。

マニュアルに載ってました。

の 73 ページ、

  • Developer ユーティリティの使用

の章のところに、

画像は 382 × 175 ピクセル (72 dpi) 以上である必要があります。これより小さい画像は歪んで表示されます。使用できる画像形式は JPEG と GIF です。メインファイル内の起動スクリプトによって、このスプラッシュスクリーンレイアウトが表示されます。

とのってました。

できたら、このスプラッシュスクリーンを「表示しない」という設定もあったらウレシイかな。

気持ちは分かるんですが、ちょっと主張し過ぎかなと。

メールアドレスの入力ミスをチェックする FileMaker カスタム関数

メルマガ配信のためのメールアドレス管理システムを作ったのだが、FileMaker のカスタム関数で、IsValidEmail 関数がスゴク便利だ。

アドレスの入力ミスなど、おおよそ考えられるエラーを見つけてくれる。携帯のアドレスにも対応してるし、自力でエラーチェックしてたときと違って、確実に入力ミスを見つけてくれる。

便利に使わせていただいております。作者様に感謝です。

FileMaker ランタイムアプリケーションの「閉じる」ボタンが機能しない

FileMaker Pro 8 Advanced でランタイムアプリケーションを作成する機会があった。

その書き出したファイルをテストしていて気がついたこと。

今までランタイムアプリケーションでの納品ということがなかったので、気がつかなかったのだが、[コマンド+W] でウインドウが閉じない。

なぜ?

よく見ると、Mac OS X のウインドウを「閉じる」ボタンの「赤丸」がグレーアウトしている。

訳が分からないので、調べてみると、

の 89 ページあたりに、

  • ランタイムアプリケーションと FileMaker Pro の機能比較

とあり、

ランタイムアプリケーションを使用してデータベースを作成したり、ファイルを開閉したりすることはできません。バインドされたランタイムデータベースファイルには、他のファイルを開閉するカスタムボタンまたはスクリプトを含めなければなりません。また、ランタイムデータベースウインドウにはウインドウを閉じるためのコマンドはありません。

とある。

ウインドウを閉じるためのコマンドがないってことは、この「赤丸」も機能しないってことなのか?

ウインドウを複数出してしまうと、初心者の方は迷子になりやすいということがあるが、写真を拡大表示したりするときなど、Mac の場合は、別ウインドウで複数枚写真を表示させ、Exposé で一覧表示できたりするので便利である。

この「ウインドウを閉じる」の設定は、ランタイムアプリケーションを作成する際に、選択できるようになってほしいな。

仕方ないので、今のところは「閉じる」ボタンを設置することで対処した。

FileMaker キオスクソリューションの終了方法

たまたま、FileMaker Pro 8 Advanced でランタイムアプリケーションの書き出しテストを行っていたところ、キオスクモードでの書き出しを試してみた。

動作を確認し、終了させようと思ったところ、終了できない・・・。

[コマンド+Q] [esc] [強制終了] どれもできない・・・。

仕方なく PowerBook の電源を落としてしまった。

で、どうやったら終了できるのか調べてみたら、以下のドキュメントを見つけたのでメモしておきます。

の 17 ページに、

  • キオスクソリューションの終了

として、

キオスクソリューションに [終了] ボタンがない場合、ユーザは Alt+F4 (Windows) を押してアプリケーションを強制終了する必要があります。Mac OS X バージョン 10.3 (v10.3) では、エンドユーザは、F9 または F11 キーを押して、開いている他のアプリケーションのウインドウにアクセスすることで、キオスクモードで実行されているソリューションを終了できます。Mac OS X バージョン 10.3 および 10.4 では、ユーザは、control+F2 キーを押すことで他のアプリケーションにアクセスできます。データが破壊されたり、開いているファイルが損傷したりする可能性があるため、強制終了はお勧めできません。

とあり、その他、キオスクソリューションを正しく終了できるように作成するポイントとして、

  • 各関連ファイルに、メインファイルを開く起動スクリプトを作成する
  • 各関連ファイルに、起動スクリプトを実行してメインファイルを開く [メインメニュー] ボタンを配置する
  • メインファイルに、[終了] ボタンを設定する

とのことです。