6月 13

FileMaker Server を Amazon EC2 上で動作させ、実際の業務に利用できるか試してみました。

Amazon EC2 と Windows Server のセットアップ

  • Web 上を探したらいっぱい見つかるので省略します。

FileMaker Server のセットアップ

  • 普通に Windows にセットアップする場合と変わらないので省略します。

今回のテスト環境のスペックは以下のとおりです。

  • Amazon EC2 Instance:Small Instance
  • Region:US East
  • OS:Windows Server 2008 Datacenter SP2 (32bit)
  • FileMaker:FileMaker Server 11 Advanced

上記スペックで準備したクラウド環境に、手元にあるクライアントマシンの FileMaker Pro 11 から接続してのテストです。今回は実際の業務に利用できるか、実用に足るのか、パフォーマンスのテストを中心に行ってみました。あまり時間も掛けられなかった中なので、ざっくりとしたテストになります。後日、またゆっくりテストしてみます。

FileMaker Pro に添付されているサンプルファイル

イベント管理のファイルを利用して、レコード作成や、画面の切替えスピードなどを試してみました。気持ちモタつく感じはありますが、実用には問題ないと感じました。検索やソートのスピードも許容範囲だと思います。

郵便番号リスト約 120,000 件のレコードからのテキスト検索とソート

約 120,000 件の郵便番号リストを利用してのテストです。表形式で表示させ、検索とソートのスピードを試してみました。こちらも先ほどのテストと変わらない感じです。最初の検索では、インデックスの作成に数十秒程度かかりましたが、その後は、検索やソート共に、許容範囲のスピードだと感じました。逆に予想していた以上に快適に操作できました。

普段利用しているファイルでのテスト

お客さまのところで実際に業務に使用しているファイルにダミーデータを入れてテストしました。顧客管理のシステムになります。フォーム形式の画面の遷移や、その画面中の 10 行程度のポータル表示も問題ありません。しかし、リスト形式の一覧画面で、約 2,000 行のレコードを表示した場合に、1 レコード表示するのに 1 秒掛かるくらいの遅さになってしまいました。パフォーマンスが落ちた原因として考えられるのは、レコード中で関連レコード数をカウントさせ集計してたりするのですが、そういったのが原因として考えられるようです。関連レコードをカウントする計算フィールドをレイアウトから削除すると、リストの表示スピードは早くなりました。

Amazon EC2 上で FileMaker Server を利用した場合に実用になるのかの結論

もっと詳細にテストしてみないことには何とも言えませんが、現時点では、以上のようなことから、利用状況や、ファイルの作り方によるかなといった感想になります。単純なソリューションや、利用状況によっては問題なく実用レベルだと思いました。

今回は、ざっくりとしたテストでしたが、時間ができたらもっと詳しくテストしたいと思います。また、Amazon EC2 上で運営する Web サービスのパフォーマンスをアップさせる方法として、データセンターを変更するとか、Amazon CloudFront などを利用するなどあるようですが、その辺も追ってテストしていく予定です。

その他にも、国内でも Amazon と同様のクラウドサービスが開始されていたりするので、そちらも併せてテストしてみたいと思います。

追記:ちなみに、今回の評価にかかった Amazon への支払いは 71 円でした。